コガネムシ?のようなもの

こんにちは、小久保です。

暑かった夏も終わりましたね。

久しぶりに生きものの正体を探る「生きものしらべ」をしてみたいと思います。

今回、お問い合せいただいたのはこちらの写真です。

「8月上旬のこと、家の中にこんな虫が飛び込んできました。大きさは4~5cmほどです。
この虫の名前を教えてください。」

これは何という生きものでしょう?

見つかった場所は東京都練馬区。
いっけん、コガネムシかなー、と思うのですが、なんだかちょっと色がくすんでいます。

さらに注目すべきは、触角!

なんだかフサフサしていますよね。

図鑑で調べたら「アオドウガネ」に似ているようにも見えるし、でも触角が違うし。
はっきりさせるために、専門家に意見を求めたところ、この虫は「コフキコガネ(のオス)」ということが判明しました。

「似てる種類にオオコフキコガネというのもいますが、毛の色の感じはコフキコガネのようです。」

ちなみに、コフキコガネは8月頃に多くなるコガネムシで、街灯にもよくくるそうです。

家の近くで色がくすんで、触角がフサフサしているコガネムシのようなものを見かけたら「コフキコガネ?」と覚えておいてくださいね。

それではまたー

ダンゴムシの赤ちゃん

ダンゴムシ

ダンゴムシ、大好きですよね。子どもって。
噛まないし、飛ばないし、捕まえやすいし。
ウゴウゴしてて、コロコロ丸くなって、おとなしい。
とても身近な生きものです。

でも馴染みがある割に、その生態についてよく知っているかというと、そうでもない。

だって皆さん知ってました?
ダンゴムシって、お腹に卵を入れた「育房」という袋を抱えていて、
孵化した幼虫はその「育房」を破って出てくるんですよ。

そして産卵時期は6月~9月の間。

先日、息子が捕まえてきたダンゴムシを私の手のひらに乗せてくれたんですが、
手に持った母ダンゴムシのお腹から「フワフワフワー」っと、
白くて小さな赤ちゃんダンゴムシが手のひらに広がっていった時の衝撃は忘れられません。

まあ、軽くホラーですよね。

ちなみに東京あたりで見られるダンゴムシは「オカダンゴムシ」と言って、
背中に黄色い点々があるのがメス。何もないのがオスです。

メスを捕まえたら、お腹に卵があるかどうか覚悟して見てみてくださいね。

田んぼの生き物・下敷きシリーズ「セミ編」

雑木林の生き物・下敷きシリーズ セミ編を増刷しました。

「はねに模様のあるセミ」「はねが透き通っている大きなセミ」など、
成虫の特徴からだけでなく、
ぬけがらの特徴からもセミの名前がわかる優れもの。
しかもペットボトルを再利用した素材を使っているので、水濡れにも強く、
屋外でも安心して使えます。

原寸大のセミの抜け殻を示した下敷きに、
自分で見つけた抜け殻を置いて大きさの比較ができるので、
子どもでもその場で判別がしやすくなっています。


A4サイズ・カラー両面:400円 + 消費税・送料別


販売は1部からでも受付けております。

<お申し込み方法>
購入をご希望される方は注文書に必要事項をご記入の上、お申込みください。
※お買い上げの際は、別途、消費税と送料がかかります。

巨大おたまじゃくしの正体

こんにちは、小久保です。

たま川で捕まえた小さいおたまじゃくしの足がなかなか生えてこないので、
成長に2~3年かかるウシガエルではないかと疑いましたが、
本日、「田んぼの生きもの調査・生きもの識別図鑑(発行:伊豆沼・内沼ドジョウ・ナマズ研究会)」によって違うことが判明しました。

うちの子。

ウシガエルのおたまじゃくし。

でっか!!ウシガエルのおたまさんってこんなに大きいのね。
足が生えていない状態からして、うちの子と大きさが全く違う。

では、うちのオタマさんは何カエルなのか、さらにその本で調べたところ、
ツチガエルということが判明しました。

ほうほう、ゆっくりカエルになっていくのは、ウシガエルだけじゃなかったのね。

勉強になりました。